山羊の歌の構成1
とにかくも作品にふれてみよう
ということで
山羊の歌を読みはじめたのはいいのですが
そして詩の魂に少しふれた感じがしているのはいいのですが
いま、どこを、歩いているのだろう
と、ふと疑問が生まれました
そこで、少し、退(ひ)いてみて……
「詩集山羊の歌」のつくりを俯瞰してみます。
山羊の歌は
初期詩篇
少年時
みちこ
秋
羊の歌
と、五つに分けられ、
初期詩篇は22篇
春の日の夕暮れ
月
サーカス
春の夜
朝の歌
臨終
都会の夏の夜
秋の一日
黄昏
深夜の思ひ
冬の雨の夜
帰郷
凄じき黄昏
逝く夏の歌
悲しき朝
夏の日の歌
夕照
港市の秋
ためいき
春の思ひ出
秋の夜空
宿酔
少年時は9篇
少年時
盲目の秋
わが喫煙
妹よ
寒い夜の自画像
木蔭
失せし希望
夏
心象
みちこは5篇
みちこ
汚れつちまつた悲しみに……
無題
更くる夜
つみびとの歌
秋は5篇
秋
修羅街輓歌
雪の宵
生ひ立ちの歌
時こそ今は……
羊の歌は3篇
羊の歌
憔悴
いのちの声
全部で、44篇で構成されています。
はじめに読んだのが
詩集の最終に置かれた
「いのちの声」でした。
いま、2008年7月3日現在、
「月」を飛ばした以外、
初期詩篇の「悲しき朝」まで
山羊の歌の3分の1ほどを読み終えました。
順に読みながら、
ときどき、
「在りし日の歌」「未刊詩篇」にもふれました。
« 悲しき朝/知れざる炎 | トップページ | 山羊の歌の構成2 »
「0001はじめての中原中也」カテゴリの記事
- <再読>時こそ今は……/彼女の時の時(2011.06.13)
- <再読>生ひ立ちの歌/雪で綴るマイ・ヒストリー(2011.06.12)
- <再読>雪の宵/ひとり酒(2011.06.11)
- <再読>修羅街輓歌/あばよ!外面(そとづら)だけの君たち(2011.06.10)
- <再読> 秋/黄色い蝶の行方(2011.06.09)
コメント