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2011年2月 1日 (火)

諸井三郎と中原中也の議論・吉田秀和さんの発言にふれて<続>

音楽評論家・吉田秀和さんが、作曲家・諸井三郎と中原中也の議論を目撃したことについて、著作『永遠の故郷』が完結したのを機に取材を受け、そのことが朝日新聞に紹介されたことにふれて、この欄で、同じように中原中也と諸井三郎の議論を目撃した関口隆克の発言について記しましたが、今度は、諸井三郎自身の発言にめぐり合いましたので、ここに案内しておきます。

諸井三郎は、中原中也の「朝の歌」や「臨終」に作曲したいきさつを、昭和3年5月発行の「スルヤ」第2輯に「雑感」と題して書いていることが、「角川新全集第1巻詩Ⅰ解題篇」で読むことができます。同書で「朝の歌」の制作過程が綿密に考証されているものの中に、参考資料として、この「雑感」の一部が紹介されていて、知る人ぞ知る、貴重な発言ですから、ここにそれを引用しておきます。

今度僕が作曲した「臨終」と「朝の歌」の作者中原中也は最近出来た僕の友達だ。今年の一月の末の或る寒い夕方特徴のある、マントを着て、突然僕の家を襲つたのだ。本当に彼は襲つたのだ。僕の家の戸を開けて、一番初めに「僕は不良少年ぢゃないんです」と云つたんだ。だが今は深い交りを結んでゐる。彼は無名の青年詩人――確か二十二だらう――だが今にえらくなるだらう。身体は小さいが魂は充ちてゐる.。/いつも色々な事を云つてゐる。「朝の歌」は彼の傑作だ。僕の大好きな詩だ。これに作曲するのには随分長い事考へた。書いたのは一夜だつた。誰でもこの詩と曲とは、好きになつて呉れるに違いない。

Senpuki04
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