カテゴリー

2026年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 新春に読んでおきたい中原中也の詩・その4「春と恋人 」 | トップページ | 新春に読んでおきたい中原中也の詩・その6「初恋集」 »

2012年1月 8日 (日)

新春に読んでおきたい中原中也の詩・その5「むなしさ 」

 むなしさ

臘祭(らふさい)の夜の 巷(ちまた)に堕(お)ちて
 心臓はも 条網に絡(から)み
脂(あぶら)ぎる 胸乳(むなち)も露(あら)は
 よすがなき われは戯女(たはれめ)

せつなきに 泣きも得せずて
 この日頃 闇を孕(はら)めり
遐(とほ)き空 線条に鳴る
 海峡岸 冬の暁風

白薔薇(しろばら)の 造花の花弁(くわべん)
 凍(い)てつきて 心もあらず

明けき日の 乙女の集(つど)ひ
 それらみな ふるのわが友

偏菱形(へんりようけい)=聚接面(しゆうせつめん)そも
 胡弓(こきゆう)の音 つづきてきこゆ

(角川ソフィア文庫「中原中也全詩集」より)

 
にほんブログ村:「詩集・句集」人気ランキングページへ
(↑ランキング参加中。記事がおもしろかったらポチっとお願いします。やる気がでます。)

« 新春に読んでおきたい中原中也の詩・その4「春と恋人 」 | トップページ | 新春に読んでおきたい中原中也の詩・その6「初恋集」 »

0168生きているうちに読んでおきたい中也の名作」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 新春に読んでおきたい中原中也の詩・その5「むなしさ 」:

« 新春に読んでおきたい中原中也の詩・その4「春と恋人 」 | トップページ | 新春に読んでおきたい中原中也の詩・その6「初恋集」 »