ひとくちメモ/中原中也の詩に現われる色の色々14
(前回につづく)
「ノート翻訳詩(1933年)」の翻訳詩とは
中原中也がノートの表紙にそう記していて
中のページには自ら訳した詩14篇を記しているその詩のことです。
全集編集委員会がそのノートを「ノート翻訳詩」と命名ました。
「ノート小年時」と同種のノートが使われています。
このノートの翻訳詩は第3巻「翻訳」に「未発表翻訳詩篇」として収録されるため
「未発表詩篇」のこの「ノート翻訳詩」には
創作詩だけを収録しています。
「ノート翻訳詩」に書かれた創作詩という意味になります。
全部で9篇あり
全作が1933年(昭和8年)の制作(推定)に集中しています。
◇
この9篇の詩に現われる「色」を見てみましょう。
(土を見るがいい)
土は水を含んで黒く
のっかってる石ころだけは夜目にも白く、
風は吹き、黒々と吹き
「小 景」
夕陽を映して銹色をしている。
「Qu'est-ce que c'est?」
黒々と森が彼方にあることも、
◇
9篇のうちの3篇に「色」は現われますが
これといって突出した使い方は見られません。
風は吹き、黒々と吹き―(土を見るがいい)
夕陽を映して銹色―「小 景」
――も、想像の範囲に入ります。
想像することは容易です。
(つづく)
にほんブログ村:「詩集・句集」人気ランキングページへ
(↑ランキング参加中。記事がおもしろかったらポチっとお願いします。やる気がでます。)らポチっとお願いします。やる気がでます。)
« ひとくちメモ/中原中也の詩に現われる色の色々13 | トップページ | ひとくちメモ/中原中也の詩に現われる色の色々15 »
「072中原中也が使った色々な色」カテゴリの記事
- ひとくちメモ/中原中也の詩に現われる色の色々・最終回(2013.01.31)
- ひとくちメモ/中原中也の詩に現われる色の色々16(2013.01.30)
- ひとくちメモ/中原中也の詩に現われる色の色々15(2013.01.29)
- ひとくちメモ/中原中也の詩に現われる色の色々14(2013.01.28)
- ひとくちメモ/中原中也の詩に現われる色の色々13(2013.01.27)
« ひとくちメモ/中原中也の詩に現われる色の色々13 | トップページ | ひとくちメモ/中原中也の詩に現われる色の色々15 »


コメント