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2013年2月 7日 (木)

ひとくちメモ/中原中也のオノマトペ6「ノート1924」のダダ詩

(前回からつづく)

「未発表詩篇」に出てくるオノマトペは
オノマトペそのものだけを取り出していきます。

<ダダ手帖>
オノマトペはありません。

<ノート1924>

「不可入性」
ヒョッ

「自滅」
カシャカシャ

「春の夕暮」
ノメラン
ポトホト

意外なことに
ダダの詩にオノマトペはごくわずかでした。

オノマトペは
それ自体に意味を持たない場合がほとんどですから
「意味を隠すような詩」であるダダ詩には無用の長物なのかもしれません。

ですから「春の夕暮」の「ノメラン」と「ポトホト」は
大発見(大発明)だったということが逆にいえるということです。
もっといえばここ「ノート1924」に現われたオノマトペのすべてが
ダダ脱皮の萌芽(ほうが)であったと見ることもできるということです。

ダダイストとして出発した詩人は
オノマトペをわずかしか使わなかったのに
次第次第に使いこなすようになっていくのですから。

やがては「一つのメルヘン」で
「オノマトペの革命」を成し遂げてしまうのですから。

第1詩集「山羊の歌」のトップを「春の日の夕暮」とした理由の一つは
この詩のオノマトペが成功していると判断したからです。
その際に元の詩「春の夕暮」の「ノメラン」を「ヌメラン」と推敲しました。
このことは「山羊の歌」の完成期(編集期)には
詩人がオノマトペを重要な技と意識(自覚)していたことを証明しています。

(つづく)

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