中原中也の鎌倉/「在りし日の歌」清書の前後/小林秀雄の家までの道・4
扇川伝いに舗装された道を少し行くと、岩船地蔵堂があり、右折すると亀が谷切り通しへ
通じる道となり、左折すれば、横須賀線の踏切を渡ってまもなく化粧坂(仮粧坂=けわいざ
か)切り通しへの道に出ます。
岩船地蔵堂は近年改装されたに違いなく、道路もコンクリート舗装されているとあっては、
中也の時代を偲ぶよすがになりませんが、そうはいっても面影(おもかげ)というものが残
るのは不思議です。
この道のコンクリートをはがして、想像力は、土の道に変えることができるのですし、コンク
リートの道にその幻の土はいつしかかぶさってきます。
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