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2016年12月15日 (木)

新川和江・抒情の源流/詩人の来歴・その1/詩集

 

 

詩人の誕生の経緯(いきさつ)を知りたくなり

来歴を知りたくなってくるのは

作品にある程度触れて後のことであって

多少、余裕が生まれてくるからで

毎日のように読みはじめて1か月あまり。

 

詩世界に没入するなかで

詩人の全体像とまでいかなくとも

詩人の発表詩集の全容を知りたくなってきます。

 

 

「ブック・エンド」には
立ち去りがたい詩が犇(ひし)めいていますが
このようなわけで
先を急ぐことにします。

 

15歳から70年を超える活動歴は
広範、多彩ですから
まずは、詩集発表の歴史(アウトライン)を整理します。

 

詩人、新川和江はすでに

2000年4月に「新川和江全詩集」(花神社)を発表していますから

この全詩集をひもとくのが順序でしょう。

 

2000年以降は
単行詩集その他での整理になります。

 

 

「全詩集」のもくじをのぞいてみましょう。

 

詩を詩集と幼年・少年少女詩篇に大別し

散文(エッセイ)を除く発表詩篇が一覧できます。

 

まず詩集――。

 

【詩集】

※詩作品以外の記事があれば記載しました。

※( )は章立てを示します。

※●はブログ筆者注。選集・アンソロジーですから、初出詩篇だけを収録されています。 

 

睡り椅子(雪の蝶/都会の靴/昨日の時計)、序・西條八十、後記

1953
 
絵本「永遠」

1959

 

ひとつの夏 たくさんの夏 解説・木原孝一、ノート
1963

 

ローマの秋・その他

1965

 

比喩でなく(Ⅰ比喩でなく Ⅱ午後の庭)

1968

 

つるのアケビの日記

1971

 

日本の詩集20 新川和江詩集 初出詩篇●

1973

 

土へのオード13(Ⅰわたしは傷を… Ⅱ土へのオード13)、大岡信・新川和江の詩、あとがき

1974

 

現代詩文庫「新川和江詩集」初出詩篇●

1975

 

火へのオード18

1977

 

夢のうちそと(Ⅰ Ⅱ Ⅲ) あとがき

1978

 

水へのオード16 あとがき

1980

 

渚にて 初出詩篇●

1982

 

現代詩文庫「新選新川和江詩集」初出詩篇●

1983

 

ひきわり麦抄 後書にかえて

1986

 

花神ブックス「新川和江」初出詩篇●

1986

 

はね橋(Ⅰ Ⅱ Ⅲ)

1990

 

春とおないどし 抄

1991

 

潮の庭から ※詩人加島祥造との共著です。

1993

 

けさの陽に(Ⅰ Ⅱ Ⅲ)

1997

 

はたはたと頁(ページ)がめくれ(Ⅰ Ⅱ)

1999

 

 

2000年以後は、

人体詩抄(2005年)

記憶する水2007年)

ブック・エンド(2013年)

――と続いています。
 
なお、現代詩文庫「新選新川和江詩集」(1983)は

のちに「続・新川和江詩集」(1995)と書名変更され

現代詩文庫「新川和江詩集」(1975)にはじまる選集を引き継いだもので

さらに「続続・新川和江詩集」(2015)へと続きます。

 

 

途中ですが

今回はここまで。

 

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