作詞・松本隆、作曲・つんく♂の「砂時計」のイメージは中也「北の海」
作詞・松本隆が作曲・つんく♂と組んで話題のシングル「砂時計」が4月19日発売されま
すが、この曲の歌詞の冒頭2行は、中原中也の「北の海」をイメージした、という裏話が、
昨日(10日)の朝日新聞夕刊「音楽・舞台欄」で披瀝されています。「松本隆 書きかけ
の…」というシリーズ第1回で、松本自らが次のように語っています。
◇
冒頭の2行は完全に中原中也へのリスペクト。「海にいるのは、/あれは人魚ではないの
です。/海にいるのは、/あれは、浪(なみ)ばかり。」で始まる「北の海」をイメージした。
◇
ちなみに、「砂時計」のはじまりは、以下の通り。
◇
海鳴りのもっと深くで
人魚たち 泣いてるみたい
無理やりに鋏(はさみ)で切った
愛だから逆に縺(もつ)れる
◇
乞う! ご期待!
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