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2018年11月16日 (金)

中原中也・詩の宝島/ベルレーヌの足跡(あしあと)/補足2・橋本一明の読み・その2

 

 

 

橋本一明(1927年~1969年)の名は

ランボーやヴェルレーヌの翻訳者である前に

自殺した一高生、原口統三(1927年~1946年)の同僚であり

原口の遺稿集「二十歳のエチュード」の解説者であった

――という方が通りやすいことでしょう。

 

橋本一明は

フランス文学者になる以前に

この遺稿集の編集の仕事を

中心的に負うことになり

それが文学者としての出発になりました。

 

原口が逗子海岸で入水自殺したのは

1946年10月末でしたから

戦後1年のことになります。

 

期せずして橋本一明は

戦後の早い時期に文学的出発を果たした

――とこのことをもっていえることができるでしょう。

 

 

「二十歳のエチュード」は

1952年に角川文庫として発行されましたが

その前にも、二つの出版社から発行されたことが

橋本一明の解説にありますから

調べてみると

二つの出版社とは

書肆ユリイカと前田書店のことでした。

 

 

学究の道を歩んだ橋本一明は

1969年、肺癌によって

志半ばで他界します。

 

1971年に刊行された

「橋本一明評論集 純粋精神の系譜」(河出書房新社)は

翻訳をのぞく橋本一明の仕事を

新聞や雑誌に発表された評論や

未発表の著作とともに編集したものです。

 

 

目次と発表書誌を見ておくと――。

 

ランボーをめぐって

     1954年9月 ジャック・リヴィエール「ランボオ」(人文書院)

 

『地獄の一季節』の諸問題

     制作日不明、未発表

 

ランボ-と社会主義

     1958年10月「ユリイカ」

 

『悪の華』序論

     1957年7月「ユリイカ」

 

ヴェルレーヌ

     1966年11月『ヴェルレーヌ詩集』(角川文庫)

 

詩の形について

     1968年5月「季刊藝術」

 

シュペルヴィエル試論 夜を物語る詩人

     1960年7月「ユリイカ」

 

ルイ・アラゴン論 その評価の一面

     1955年12月『現代フランス詩人集Ⅰ』(書肆ユリイカ)

 

マルローの変貌

     1965年12月「りいぶる」

 

不幸への捨身 シモーヌ・ヴェーユ

     1966年9月「世界文学」4号

 

Ⅳ 

日本における純粋精神の系譜

     1959年4~5月「早稲田大学新聞」

一つの死から

     1958年7月「ユリイカ」

“すずめ”との対話 一インテリゲンチャの懐疑

     1963年12月「世代」

 

解説

思い出と一緒に ――Ⅰの解説 渋沢孝輔

純粋への志向――Ⅱ・Ⅲの解説 菅野昭正

原口統三の死・橋本一明の死――Ⅳの解説 中村稔

 

――という内容です。

 

ここに収録されていない著作も

発表・未発表ともに幾つか存在するようです。

 

これらのうちから

ベルレーヌへの言及を拾ってみることにしましょう。

 

 

途中ですが

今回はここまで。

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