中原中也・雨の詩の名作13/間奏曲
間奏曲
いとけない顔のうえに、
降りはじめの雨が、ぽたっと落ちた……
百合(ゆり)の少女の眼瞼(まぶた)の縁(ふち)に、
露の玉が一つ、あらわれた……
春の祭の街の上に空から石が降って来た
人がみんなとび退(の)いた!
いとけない顔の上に、
雨が一つ、落ちた……
(「新編中原中也全集」第2巻・詩Ⅱより。新かなに変えてあります。)
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