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2020年1月22日 (水)

中原中也・夕(ゆうべ)の詩コレクション20/村の時計

村の時計

 

村の大きな時計は、

ひねもす動いていた

 

その字板(じいた)のペンキは

もう艶(つや)が消えていた

 

近寄ってみると、

小さなひびが沢山にあるのだった

 

それで夕陽が当ってさえが、

おとなしい色をしていた

 

時を打つ前には、

ぜいぜいと鳴った

 

字板が鳴るのか中の機械が鳴るのか

僕にも誰にも分らなかった

 

(「新編中原中也全集」第1巻・詩より。新かなに変えてあります。)

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